フランスの自動車大手、PSAグループ(旧PSAプジョーシトロエン)。同社がフランス以外の国で、新たな工場を計画していることが分かった。
これは4月5日、PSAグループが発表した新経営戦略「Push to Pass」で明らかにしたもの。この新戦略において、同社は「インド、中東アフリカ、ロシアに新工場の建設を計画中」と発表している。
PSAグループは、地元フランス以外の国にも工場進出し、フランス以外の海外での生産比率を年々高めてきた。新経営戦略のPush to Passでは、この動きをさらに加速させ、新興市場を重視していく。
具体的には、インドでは2018年までにパートナーを決定し、2021年末までに現地生産を開始する。中東アフリカでは、イラン、モロッコに加えて、アルジェリアに工場を建設する方向。ロシアでは2021年までに、LCV(軽商用車)を含めて、現地生産を始める計画。
PSAグループは、「この計画が世界の全ての地域において、利益を伴う成長をもたらすだろう」と説明している。