「選ばれるタクシー」目指し革新プラン策定…IT活用した運転者評価など 国交省

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トヨタ 次世代タクシー(参考画像)
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国土交通省は、「タクシー革新プラン2016~選ばれるタクシー~」を策定した。

タクシー事業について、事業者が主体となって事業活性化に取り組み、課題や利用者ニーズの多様化に対応するため、昨年1月に、自動車局に「新しいタクシーのあり方検討会」を設置。今回、その最終とりまとめとして「タクシー革新プラン2016~選ばれるタクシー~」が策定された。

それによるとタクシー革新に向けた取り組では、効率的な供給に向けて「タクシー特措法」に基づく需給バランスの改善、収益拡大に向けて価値ある付加サービスに対する適正料金の設定、人材の確保・育成に向けて新卒・女性など、多様な人材の採用拡大を進めることを提言。

サービス向上では、高度化するため、ITを活用した運転者評価、降車時の決済手続フリーの実現など、国際化では、初乗り運賃の短縮・引き下げの実施、多様化では、観光タクシーの充実・プライベートリムジンの導入などを促進する。

安全・安心の向上では、悪質事業者・運転者を排除するため、監査機能の強化、運転者登録制度の拡大、地域の安心の確保に向けて自治体や警察など、関係者との密接な連携を掲げる。

また、タクシー特措法のフォローアップとして賃金(労働分配率、時間あたり支給額)、平均車齢などの改善状況、バリアフリー、外国語、スマホ配車等への対応状況を見える化するため、毎年8月をめどに公表する。労働環境の改善やサービス向上の取り組みが顕著な地域・事業者を表彰する制度も創設する。

《レスポンス編集部》

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