日産自動車は3月23日、英国工場における『キャシュカイ』の生産能力を引き上げると発表した。
キャシュカイは、日産の欧州市場における主力SUVかつ最量販車。顧客の同車に対する需要が、年々増していることから、日産は英国サンダーランド工場で、キャシュカイの増産に踏み切る。
具体的には、日産がサンダーランド工場に、2200万ポンド(約35億円)を投資。製造ラインを改修し、2017年からキャシュカイの生産台数を増やす。
キャシュカイの年産台数は、30万台と記録的な水準。サンダーランド工場では、毎分1台のキャシュカイを生産している計算。
欧州日産の生産担当、コリン・ロウザー上級副社長は、「初代キャシュカイが2006年、クロスオーバーセグメントを創出した。キャシュカイは現在、躍動感あるデザイン、エキサイティングな動力性能、革新的な技術などの面で、欧州の顧客にとってのベンチマークであり続けている」と述べている。