トヨタ自動車が2月5日に発表した2016年3月期の第3四半期累計(4-12月期)連結決算は、円安効果や原価改善により、営業利益は前年同期比9%増の2兆3056億円と、同期では過去最高となった。
連結販売実績は主力の北米が2%増の214万台と堅調だったものの、グローバルでは4%減の約649万台となった。営業損益段階の為替効果は3100億円にのぼった。また、原価改善は2350億円を確保している。純利益は9%増の1兆8860億円だった。
通期予想は、営業利益の2兆8000億円(前期比2%増)を据え置いたものの、純利益は2兆2700億円(4%増)と、従来比200億円上方修正した。持分法投資損益の改善に伴うものだ。いずれの利益も3期連続の最高更新となる。