SUPER GTのGT300クラスに参戦するGAINERは2日、2016年の参戦体制を発表。今年からデリバリーが始まるメルセデスの新型FIA-GT3車両『メルセデス-AMG GT3』を導入することが明らかになった。
昨年はメルセデス『SLS AMG GT3』と日産『GT-R NISMO GT3』の2台体制でエントリーしたGAINER。そのうち10号車のGT-Rが2勝を挙げる大活躍で、チームチャンピオンを獲得。ドライバーズ部門ではフル参戦し全戦でポイントを獲得したアンドレ・クートがチャンピオンに輝き、ブランパン耐久シリーズで6戦のみのエントリーとなったが、2勝に貢献した千代勝正がランキング2位に入った。
一方、エースカーの11号車も平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組がメルセデスSLS AMG GT3を駆り、表彰台を4度獲得。シリーズランキング5位を獲得した。
今年も引き続き2台体制でエントリーするが、11号車はメルセデスが新しくデリバリーを開始するメルセデス-AMG GT3を導入。戦闘力の大幅アップが図られていることは確実で、今シーズンのGT300クラスで台風の目になることは間違いない。ドライバーは引き続き平中とビルドハイムのコンビとなる。
一方GT-Rの方はGT300のチャンピオンナンバーであるゼッケン0番をつける。ドライバーは日産/NISMOの体制発表のタイミングでの公開となるようで、今回のリリースでは「TBN(調整中)」となっていた。
チャンピオンのクートの残留は確実となっているが、パートナーを務めた千代が今季GT500にステップアップすると噂されている。昨年千代と第2ドライバーのシートをシェアしていた富田竜一郎になる可能性も高いが、その他のドライバーになる可能性も否定できない。実際のところは日産の体制発表で明らかとなる。