メルセデス・ベンツ日本は1月21日、メルセデスベンツ『B170』などのドライブシャフトに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『A150』『A170』『A180』『A200』『A200ターボ』『B170』『B180』『B200』『B200ターボ』の9車種で、2004年12月27日~2010年5月1日に輸入された計3万7996台。
フロントドライブシャフトにおいて、ホイール側ジョイント部のインナーレースの加工が不適切で耐久性不足のものがあることが発覚。そのまま使用を続けると、繰り返しの加速等によりインナーレースの歯が摩滅し、最悪の場合、タイヤに駆動力が伝わらなくなり、走行不能となるおそれがある。
改善措置として、全車両、フロントドライブシャフトを良品に交換した履歴がないものは、ホイール側ジョイント部を良品に交換する。
不具合は117件発生、事故は起きていない。市場からの報告および国土交通省の指摘により発見した。