ドイツの高級車、メルセデスベンツの主力車種、『Cクラス』。同車が米国において、リコール(回収・無償修理)を実施する。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。「メルセデスベンツの米国法人、メルセデスベンツUSAから、Cクラスに関するリコールの届け出を受けた」と公表している。
今回のリコールは、パワーステアリングの不具合が原因。NHTSAによると、Cクラスの電動パワーステアリングの制御ソフトウェアに不具合があり、最悪の場合、パワーアシストが失われ、事故につながる恐れがあるという。
リコールの対象となるのは、2015年モデルの「C300」、「C400」のいずれも4マチック車。2014年1月下旬から、2014年12月上旬にかけて生産され、米国で販売された2万8452台が該当する。
メルセデスベンツUSAでは、対象車を保有する顧客に連絡。販売店で点検を行い、パワーステアリングのソフトウェアを更新するリコール作業を行う。