一度に14人が死亡、1990年以来初めての惨事…バス転落事故

自動車 社会 社会

長野県軽井沢町の国道18号(碓井バイパス)で起きた大型バスの転落事故は、搭乗した運転手2人を含む14人が死亡、27人が重軽傷を負うという惨事になった。

近年減少傾向を続けていた交通事故だが、一度の事故で亡くなったケースとしては、警察庁の事故統計システムが起動した1990年以降、初めての最悪な結果となったことが、同庁への取材でわかった。

10人以上の死亡事故は、1996年に兵庫県で起きた衝突事故で11人が死亡して以来だ。

事故は15日深夜1時55分頃、JR軽井沢駅から2kmほどの場所、群馬県と長野県の県境付近で起きた。国道18号(碓井バイパス)を群馬県側から長野県側に向かう途中で、連続した急カーブを抜けて緩やかな下り坂を曲がり切れず直進し、反対車線側にある沢に転落した。

乗客はツアー会社「キースツアー」(渋谷区)のホームページから応募した18歳~32歳の若者だった。

石井啓一国交相は「今回、こういう大きな事故が起きたことはたいへん遺憾に思っている」と、午前中の会見で話した。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集