【ダカール16】ホンダ ゴンサルヴェス、ラジエター損傷で続行の危機…ステージ9

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パウロ・ゴンサルヴェス(チームHRC)
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1月12日に行われたダカールラリー10日目、ステージ9は「ラリーの流れが変わるステージ」と主催者が位置づける砂丘群の中を行くルート。しかも、13日のビバーク地に到着するまでの2ステージを、チームからのサポートを受けずに走るマラソンステージとなる。

この日、チームHRCのパウロ・ゴンサルヴェスは、総合2位のポジションから首位奪還を狙った。総合トップのトビー・プライス(KTM)とのタイム差は2分5秒。これを逆転すべく、2日間のマラソンステージに出発した。

マラソンステージということを考慮し、ペースをマネージしながら走るゴンサルヴェス。さらにタイム差を広げるべく、ハイペースを保つプライス。序盤から両者の思惑がぶつかり合う展開が続くと思われたが、勝負の行方は意外な形で終焉を迎えた。

スタートから2時間近くが経過し、チェックポイント2へと到着する直前、ゴンサルヴェスは砂漠を走行中、植物を直撃。ラジエターに大きなダメージを受け、冷却水が漏れ出し、エンジンに深刻なトラブルを抱えることになった。

主催者は、過酷なステージで多くの参加者が困難な状況にあり、高温下でのレース継続は危険と判断。中間地点付近のCP2以降のレースをキャンセルする決定を下した。これにより、ゴンサルヴェスは、チームメートのサポートを受けながら、マラソンデイ専用のビバークへと牽引された。サポートを受けられない限られた状況の中、マシンの修復を試み、ラリー続行への可能性を模索している。

《纐纈敏也@DAYS》

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