立ち話の中学生に接触して逃走の高齢者、事故の認識なし

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12日午後5時45分ごろ、富山県黒部市内の県道を走行中の乗用車が路外に逸脱。道路左側の路肩で立ち話をしていた男子中学生3人に接触する事故が起きた。3人は軽傷を負ったが、クルマは逃走。警察は後に81歳の男を逮捕している。

富山県警・黒部署によると、現場は黒部市堀切付近で幅員約7mの直線区間。男子中学生3人は路肩に止めた自転車にまたがった状態で立ち話をしていたところ、進行してきた乗用車が路外に逸脱。3人に次々と接触し、そのまま走り去った。

3人はいずれも打撲などの軽傷。警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始。現場に落ちていたサイドミラーから車種を特定し、車当たり捜査を実施したところ、同市内に在住する81歳の男が使用しているクルマの破損部位と一致。この男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「何かにぶつかった気はしたが、事故とは思わず、特に確認はしなかった。ミラーが脱落していたことも気づかなかった」などと供述しているようだ。警察では認知症の有無を調べるとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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