三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは12月1日、11月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、6772台。前年同月比は3.6%増と、21か月連続で前年実績を上回った。
6772台の内訳は、乗用車が前年同月比26.1%減の2100台と、2か月連続で減少。SUVなどのライトトラック系は、前年同月比26.5%増の4672台と、17か月連続の前年実績超え。
SUVでは、2010年10月に米国市場で発売した『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)が好調。11月としては、過去最高の2955台を売り上げた。前年同月比は10.3%増と、8か月連続で増加。アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替え、需要増に対応してきたが、三菱は米国生産からの撤退を決めている。
また、『アウトランダー』は11月、改良新型モデルが1717台を販売。前年同月比は69.3%増と、9か月連続の前年超え。2013年9月に米国市場に投入した新型『ミラージュ』は、前年同月比18.6%減の1085台と、2か月連続で減少した。
2014年の三菱自動車の米国新車販売台数は、前年比24.8%増の7万7643台。2015年1-11月実績は、前年同期比23%増の8万7455台だった。三菱モータースノースアメリカのドン・スウェアリジェン上級副社長は、「販売店への来場者は大幅に増えており、三菱車の需要は根強い」と述べている。