6日にツインリンクもてぎで行われたホンダのファン感謝イベント「Honda Racing THANKS DAY 2015」に、東京モーターショーで国内初公開となった新型『NSX』市販モデルが登場。佐藤琢磨によるデモランを披露した。
東京モーターショーのホンダブースにはNSXの伝統とも言える赤色の『NSX』が展示されていたが、もてぎに登場したのは白。
朝からピットガレージに『シビック タイプR』とともに展示され、来場者も興味津々。琢磨のデモランに先立ち、最初のセレモニーではホンダの八郷隆弘社長が同車に乗って入場。これだけ大々的なイベントで走行シーンを一般に公開するのは、今回が初めて。すでにSUPER GTで活躍している『NSX CONCEPT-GT』とは異なり、市販バージョンらしい滑らかな動きが印象的だった。
その後、ロードコースのピットに移動し、琢磨が乗車。さらに今回はサプライズとしてマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが『NSX CONCEPT-GT』テストカーに乗り込み、2台揃ってピットアウト。琢磨もF1活躍していた頃はサイド・バイ・サイドのバトルを演じたこともある2人。約10年の時を経て、新しく生まれ変わったホンダのフラッグシップカーで仲良くデモランを披露した。
その後、アロンソはGT500マシンが気に入ったのか一気にペースアップし2周目、3周目へ突入、琢磨はそのままピットイン。わずか1周だけのドライブではあったが、最後のフィナーレで再びコースインし、スーパースピードウェイ(オーバルコース)を1周。両方ともパレードランということで、さほどスピードを上げることはなかったがファンの注目度は非常に大きかった。