岩谷産業は、福岡県庁舎敷地内に福岡市内で初となる商用移動式水素ステーション「イワタニ水素ステーション 福岡県庁」が完成したと発表した。
新設したステーションは、福岡県庁が実施する移動式水素ステーション運用事業として商用運用されるもので、福岡県庁を拠点に燃料電池自動車への水素を充填する。
水素供給は圧縮水素オフサイト供給で、供給能力は100Nm3/hで、1時間当たり2台をフル充填できる。充填圧力は70MPa。
営業時間は月曜日が12時~16時まで、火曜日~金曜日が10時~16時(金曜は15時)まで。祝日、年末年始、土曜日・日曜日は休業。
「イワタニ水素ステーション 福岡県庁」では、圧縮水素を利用し、ステーション内のコンプレッサーで昇圧、高圧水素ディスペンサーで水素ステーションの蓄圧器と燃料電池自動車の車載容器との差圧を利用して充填する。
同社では、2015年度末までに水素ステーションを20カ所建設する計画で、既に首都圏、中部圏、近畿圏、中国、九州に10カ所開設しており、今回のステーションが11カ所目となる。