成田-台北線を開設したジェットスター・ジャパン(GK)。11月27日に初便が成田を発ち、第3ターミナルにGK幹部陣らが駆けつけ乗客を見送った。同区間を先行するバニラエアや、羽田-台北を結ぶピーチと並び、台湾と日本の“距離”をまた縮めたかたち(写真16枚)。
同社は週3便で同区間をスタートし、12月中に毎日運航させる。同じタイミングで12月から関西発、中部発も運航を開始する。同社片岡優会長は「次はフィリピン(マニラ)。飛べるところは積極的に検討する」と話し、同社CEOのジェリー・ターナー氏とともに笑顔で親指を立てた。
「なんで報道が集まってるの?」と聞いてきた女性2人組は、GK台北行きの初便であることを知らなかったようす。「すごく安いから予約した。金曜夜に出て、台北で1泊、どこかでホテルに泊まって、月曜の朝に帰ってくる。その日から仕事」と笑った。もうひとりの女性は、「台北から九ふん(ジォウフェン、新北市瑞芳区)まで日帰りで往復してみたい。お茶と夜市は外せない」と話していた。
台北まで、羽田発のピーチ、成田発のバニラ、ジェットスターと選択肢が増えた。GK初便に乗り込んだ前出の女性は「予算は全部で2万円。同じ価格帯のパッケージツアーもあるけど、今回は自由気まま、ホテル探しも楽しみたい」と話していた。