混み合う横断歩道へバイクで故意に突っ込む、少年3人を逮捕

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信号を故意に無視して横断歩道にバイクを進入させ、歩行者3人をはねて負傷させたとして、広島県警は24日、16-17歳の少年3人を自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致傷)などの容疑で逮捕した。

広島県警・広島中央署によると、問題の事故は2015年11月20日の午後10時5分ごろ発生している。広島市中区新天地付近の市道(片側3車線の直線区間)を走行していたバイク3台のうち、2台が赤信号を無視して交差点に進入。横断歩道を渡っていた歩行者の列に突っ込み、接触被害を受けた小学生の女児を含む3人が打撲などの軽傷を負った。

現場でバイク1台が確保され、運転していた中区内に在住する17歳の少年を危険運転致傷や道路交通法違反(信号無視)を逮捕。もう1台は周辺にいた人たちに蹴られて転倒。運転者は車両を放置して逃走した。交差点に進入しなかった1台はUターンして逃げた。

警察では逮捕した少年を厳しく追及。運転者の特定を進めていたが、後に西区内にに在住する17歳の少年と、中区内に在住する16歳の少年が出頭。警察は現場に放置されたバイクを運転していた17歳の少年を同容疑で逮捕。Uターンしたバイクを運転していた16歳少年については道交法違反(共同危険行為)容疑で逮捕している。

現場近くの神社で例大祭が開かれており、午後10時まで歩行者天国が実施されていたこともあって、事故当時は多くの歩行者が横断歩道上にいたという。先に逮捕された17歳の少年と 16歳の少年は容疑への関与を大筋で認めているが、後に出頭してきた17歳の少年は「人には当たっていないと思う」と容疑を否認しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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