ウェザーニューズ、アクセルスペースに資本参加…超小型衛星を利用した気象情報提供を拡充

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2015年9月14日の北極海の海氷(参考画像)
  • 2015年9月14日の北極海の海氷(参考画像)

ウェザーニューズは、アクセルスペースに資本参加し、超小型衛星を利用した気象情報サービスのグローバル展開を加速すると発表した。

ウェザーニューズは、アクセルスペースが発行した総額19億円の第三者割当増資の一部を引き受けた。アクセルスペースは今年9月、約18億円の第三者割当増資を実施しており、今回は1億円をウェザーニューズとベンチャーキャピタルが共同で引き受けたもの。

ウェザーニューズでは、アクセルスペースへの出資で、超小型衛星を利用した独自観測を拡大し、気象情報のグローバル展開を加速する方針。ウェザーニューズは北極海航路の運航支援のため、アクセルスペースと共同で「WNISAT-1」を開発、2013年11月に打ち上げた。2号機となる「WNISAT-1R」は2015年9月に完成、2016年春に打ち上げる予定。

「WNISAT-1」、「WNISAT-1R」に加えて、複数数の超小型衛星を利用することで、ウェザーニューズは北極海航路の運航支援を充実するほか、気象情報サービスも拡充していく。

ウェザーニューズでは、気象情報の提供に加え、対応策も提供しており、常に変化する気象、海象、地象状況に対して適切な対応策を提案するため、頻繁な情報更新が必要となる。多数の超小型衛星を利用することで地球観測情報の更新頻度を増やせば、より適切な対応策を提案できる。

このため、今回の出資を通してアクセルスペースが展開する地球観測事業と、ウェザーニューズが展開する気象情報サービスを融合していく。

《レスポンス編集部》

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