J.D.パワーアジア・パシフィックは、一般消費者向けに自動車の総合情報サイト「J.D.Power Japan Cars」を開設したと発表した。
自動車業界では、先進的な安全技術やカーシェアリング、ロボットタクシーといった、これまでの自動車と消費者との接点のあり方を大きく変えうるサービスが登場するなど、新たな局面を迎えている。同社では、一般消費者にとって、様々な情報が交錯する中、「本当に満足できる車はどれなのか」が分かりづらい状況になっていると見ている。
同社では、現在の自動車関連メディアが新車性能や価格などの情報に基軸を置いている場合が多く、自動車購入者や利用者の声を反映させた評価を得ることができないとしている。
同社は定期的に実施している自動車業界最大規模のベンチマーク調査から得られた消費者調査データをもとに、自動車に関する評価や業界トレンドを発信し、消費者が自動車を選ぶ際、指標の一つとなるサイト「J.D. Power Japan Cars」を開設した。
サイトでは、評価軸をJ.D.パワー独自のCS調査による「10万人に及ぶ消費者の生の声」を活用する。車両本体だけでなく、販売店、タイヤやナビなど自動車のあらゆる分野を網羅するほか、同社独自の評価項目「パワー・サークル・レーティング」で、各ブランドの比較が一目で分かるようにする。
また、新車乗用車販売台数月別ランキングなどの自動車業界の公的発表データもインフォグラフィックスで分かりやすく紹介する。アナリストによるコラムなど、自動車選びに役立つ最新情報も配信する予定。