マレーシアの要人らが過激派組織、イスラム国(IS)のターゲットとなっていることについて、ヒシャムディン・フセイン国防相は16日、マレーシアが穏健派のイスラム教国であるためとの見解を示した。
ISのイデオロギーが敵対視するような要素がマレーシアには多く、テロの標的になっていると述べた。
東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国は、団結してISに対抗するとしており、マレーシアはISを恐れることなく立ち向かうことが必要とし、テロ攻撃に警戒すべきとの考えを示した。また、13日にパリで起きた同時多発テロ襲撃事件について、すべての国がターゲットとされていることが明らかになったとコメント。これまでにもマレーシアがテロリストの標的となっていることは明らかであったが、改めて表明することで国民に対して警戒を促す意図があると述べた。
国防省はフランス政府と連携を取り合い、テロ攻撃を行ったグループがどのように武装し、パリの中心部に入ることができたのか情報を収集していると明らかにした。