トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は11月3日、10月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、10月としては過去最高の20万4045台。前年同月比は13%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラー乗用車の『カムリ』が、改良新型の2015年モデルが、3万4781台を販売。前年同月比は4.9%増と、2か月連続で増加した。2013年に新型を投入した『カローラ』は、12%増の2万7951台と、2か月連続のプラス。モデル末期の『プリウス』も、12.5%増の1万5203台と、2か月連続で増加する。
トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力の『RAV4』が、10月の新記録の2万8256台。前年同月比は31.3%増と2か月連続で増加した。中型SUVの『ハイランダー』も10月の新記録。10%増の1万3316台と8か月連続で前年実績を上回る。大型ピックアップトラックの『タンドラ』は、0.1%減の9514台と、3か月連続で減少。新型を投入した『タコマ』は、17.1%増の1万5233台と回復した。
レクサスブランドでは、新型車の『NX』が、3399台を登録して牽引。新型クーペの『RC』も、1333台を販売した。SUVの『RX』が、新型投入を控えて、前年同月比0.5%減の8018台と、2か月ぶりに減少。『IS』は、21.8%減の2950台と、6か月連続で減少。『GS』は1287台を売り上げ、前年同月比は5.7%減と2か月ぶりのマイナス。『CT』は、7%減の1077台と、2か月ぶりに減少する。
トヨタ自動車の2014年米国新車販売は、前年比6.2%増の237万3771台。2015年1-10月は、前年同期比4.9%増の207万1446台だった。米国トヨタ販売のビル・フェイ副社長は、「トヨタブランドはハイランダーとRAV4のおかげで、10月の新記録を打ち立てた」と述べている。