一部ディーゼル車(2.0TDI搭載車)に、排ガス試験を不正にクリアする違法なソフトウェアを搭載していたフォルクスワーゲン。同社が米国において、顧客に金銭的な補償を開始した。
これは11月9日、同社の米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカが明らかにしたもの。「2.0TDI搭載車の顧客ひとりにつき、1000ドル(約12万3000円)の補償を行う」と発表している。
1000ドルのうち、500ドル(約6万1500円)分は、使途を制限しないプリペイドカードで支給。残りの500ドル分は、フォルクスワーゲンの販売店だけで使えるギフトカードとなる。
また、2.0TDI搭載車の顧客に3年間、無料のロードサービスを24時間体制で提供。顧客の不安を和らげる。
フォルクスワーゲンオブアメリカは、この補償を「Goodwill Package」と命名。2016年4月末まで、申請を受け付けるとしている。