緊急走行中の消防車から消防団員が転落し重傷

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1日午後9時10分ごろ、長野県岡谷市内の国道20号を緊急走行していた消防団の消防車が交差点を左折したところ、荷台部分に同乗していた35歳の男性が車外に投げ出される事故が起きた。男性は頭部骨折の重傷を負っている。

長野県警・岡谷署によると、現場は岡谷市赤羽3丁目付近。同市の消防団に所属する消防ポンプ車は火災発生の一報を受けて緊急走行中で、現場の交差点を左折したところ、後部の荷台部分に同乗していた35歳の男性が車外に投げ出された。

男性は路上で転倒した際に頭部を強打。頭蓋骨を骨折し、一時は意識不明となる重傷を負った。また転落した男性を救護しようと自ら飛び降りた42歳の男性も着地した際に転倒し、頚部打撲などの軽傷を負い、病院に収容されている。

負傷した2人は後部の荷台で消火作業に使う道具の準備を進めていた。立ち乗りの状態で、体を支えるようなベルトは装備されていなかった。警察では運転していた団員から自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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