フランスの自動車大手、ルノーグループは10月29日、2015年第3四半期(7-9月)の決算を公表した。
同社の発表によると、グループ全体の売上高は93億3600万ユーロ(約1兆2400億円)。前年同期の85億3000万ユーロに対して、9.4%のプラスとなった。
このうち、本業の自動車部門の売上高は、88億0200万ユーロ(約1兆1693億円)。前年同期の79億8400万ユーロに対して、10.2%増と2桁増を達成している。
売上高が伸びたのは、欧州市場における回復の効果。欧州では第3四半期、新車販売が前年同期比6.5%増。とくに、英国では22.3%増、オランダでは21.7%増、スペインでは16.2%増、ポルトガルでは21.1%増、ポーランドでは25.4%増と大きく伸びた。
2015年第3四半期の世界新車販売台数は、62万0525台。前年同期実績に対して、1.2%増となった。ルノーは、「欧州以外でも、全ての市場でシェアはプラスか横ばいだった」とコメントしている。