26日午後9時ごろ、大阪府大阪市阿倍野区内の阪神高速道路松原線上りで、出口に向かうランプウェイを走行していたタクシーが路外に逸脱。道路右側の側壁に衝突する事故が起きた。この事故で運転者と乗客が死傷している。
大阪府警・高速隊によると、現場は阿倍野区阪南町1丁目付近。タクシーは文の里出口に向かうランプウェイを進行していたところ、カーブを曲がりきれずに路外へ逸脱。道路右側の側壁に正面から突っ込んだ。
この事故でタクシーは大破。運転していた住吉区内に在住する79歳の男性が頭部強打でまもなく死亡。客として後部座席に同乗していた67歳の女性も近くの病院へ収容されたが、頭部強打で意識不明の重体となっている。
現場は幅員約5mの急なカーブ。タクシーは減速しないまま衝突したとみられており、警察では運転者が運転中に意識を失った可能性を含め、事故発生の経緯を詳しく調べている。