知れば知るほど奥が深いことを実感するナンバープレート。西3ホール4Fにある全国自動車標板協議会のブースでは、日本や海外で使われているナンバープレートの数々を展示。ナンバープレートにまつわる様々な意味を知ることができる。
普段何気なく見過ごしているクルマのナンバープレートにはそんな秘密があったのか。全国自動車標板協議会のブースは小さい規模ながら、そんな雑学を知ることができるナンバープレートの博物館となっていた。
会場には日本国内で使われている主なナンバープレートが展示され、表記されているそれぞれの意味を紹介。一堂に展示されていることで、プレートの種類がこんなにも多いのかと実感できる。圧巻なのはその隣にある日本国内で使われていた歴代プレートの展示だ。これを見れば、ナンバープレートの変遷が一目瞭然。プレートの発行が陸運局ごとに発行されるようになった時期などを知ることができる。
また、この中には普段なかなか見ることができない皇室だけが使うプレートや在日駐留米軍人用プレートも含まれる。興味深かったのは返還前の沖縄で使われていたプレートで、駐留した米国人でも分かるよう表記はアルファベットを使用。一見すると現在のアメリカで使われているものにそっくりだ。
そして2020年までに実現したいと考えている、新たなプレートの姿を提案。地域に合わせたイラストを組み合わせ、地域の特色を出せるような形にしたいのだという。ただ、日本ではナンバーを読み取って犯罪検挙にも役立てている「Nシステム」もあり、この運用に差し支えないための工夫も必要とも。
お楽しみとして用意されたのは、現在運用されている希望ナンバー申し込み方法のデモ。ここではその例えとして、申し込みの手順が紹介され、模擬申請が終わると希望したナンバーと地域デザインを組み合わせたストラップがプレゼントされる。