ひき逃げされた高校生、水路へ転落して死亡

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7日午後6時30分ごろ、京都府京丹後市内の国道312号で、道路左側の路肩を歩いていた17歳の女子高校生に対し、後ろから進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。高校生は死亡。警察は現場から逃走していた36歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

京都府警・京丹後署によると、現場は京丹後市峰山町鱒留付近で片側1車線の緩やかなカーブ。歩道は設置されていない。17歳の女子高校生は帰宅のために道路左側の路肩を歩いていたところ、後ろから進行してきた乗用車にはねられ、弾みで道路沿いを流れる水路に転落した。

直後に同市内に在住する36歳の男から警察に対し、「クルマで走行中に人に当たったかもしれない」と通報が寄せられ、同署で周辺捜索を行ったところ、水路で倒れている高校生を発見。心肺停止の状態で近くの病院へ収容されたが、約2時間後に死亡している。

男は通報した時点で現場から約700m離れた場所まで走行した後に現場へ戻っていたことが判明。警察ではひき逃げにあたるものと判断し、道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で男を逮捕。自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑でも調べを進めている。

聴取に対して男は「助手席に置いていたタバコを取ろうとして目を離した。衝突したことがわかったが、すぐには止まらずにしばらく走ってしまった」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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