高齢女性2人、非番中の警官のクルマにはねられ死亡

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9月29日午後8時15分ごろ、北海道佐呂間町内の国道333号で、クルマから降車後に徒歩で道路を横断していた高齢女性2人に対し、対向車線を走行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。2人は死亡。警察はクルマの運転者を逮捕している。

北海道警・遠軽署によると、現場は佐呂間町若佐付近で片側1車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。84歳と85歳の女性はクルマを降車後、徒歩で道路を横断していたところ、左方向から交差進行してきた乗用車にはねられた。

2人は近くの病院へ収容されたが、1人が全身強打でまもなく死亡。もう1人も腹部強打などが原因で事故から約30時間後に死亡している。警察はクルマを運転していた札幌市内に在住し、道警本部・警備部に所属する43歳の警部補の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。2人死亡後は同致死に切り替え、調べを続けている。

現場は夜間の見通しが悪い区間。逮捕された警部補は親族の葬式へ出席するために休暇を取っていた。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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