国土交通省は、「スキャンツールを活用した整備の高度化等推進事業」の二次公募を開始すると発表した。
国交省は、経済産業省資源エネルギー庁と連携して、一定の要件を満たすスキャンツール本体を購入する自動車整備事業者に対し、購入経費の一部を補助している。
中小・零細の整備事業者を対象に、スキャンツールの導入を促進し、整備作業の高度化を図る狙いだが、スキャンツールは浸透しておらず、予算も消化しきれていない。
このため、今年度の二次公募では、より多くのスキャンツールの活用を可能とする目的で、既に事業場にスキャンツールを保有している場合も補助対象とする。これまでは、スキャンツールを保有していない整備事業者だけが対象だった。
10月1日から10月30日までの期間、補助を希望する整備事業者を二次公募する。補助内容は1事業場あたり補助対象経費の3分の1以内で、補助金上限が10万円。
補助申請の合計額が予算に達した場合、公募は打ち切る。