大規模な排出ガステストでの不正の責任を取り、CEOの辞任を発表したフォルクスワーゲングループ。マルティン・ヴィンターコルンCEOの後継者の名前が、浮上している。
これは9月24日、『ロイター』が報じたもの。同メディアが独自ソースから得た情報として、「フォルクスワーゲングループの新CEOには、ポルシェの最高経営者、マティアス・ミューラー氏が最有力」と報じている。
マティアス・ミューラー氏といえば、ポルシェの経営で優れた手腕を発揮している人物。フォルクスワーゲングループの決算では、高い収益性により、グループの成長に大きな貢献を果たしているのは、ポルシェ。
フォルクスワーゲングループにとって、今回の問題は、創業以来、最大の危機。この危機を乗り切る新CEOに、マティアス・ミューラー氏は最適な人選といえるかもしれない。
なお、フォルクスワーゲングループ監査役会は9月25日に開催する会議において、新CEOを指名する見通し。