デリーでデング熱が流行、政府が対応に追われる

デリー市政府がデング熱の情報を提供する24時間年中無休のヘルプラインを設置し、デング熱の疑いがある患者を受け入れるための熱患者用クリニックの開設を全ての政府系病院に指示したとヒンドゥスタンタイムスが伝えた。

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デリー市政府がデング熱の情報を提供する24時間年中無休のヘルプラインを設置し、デング熱の疑いがある患者を受け入れるための熱患者用クリニックの開設を全ての政府系病院に指示したとヒンドゥスタンタイムスが伝えた。

現在デリーは過去5年間で最悪のデング熱の流行への対応に追われており、13日にはベッドを1000台追加しデリーの政府系病院のベッド総数は1万994床となった。

デリー保健省のサティヤンダル・ジェイン大臣の指示と同時に、BJPが多数を占める市政府自治体(MCD)もベッド数370床のBara Hindu Rao病院に110台のベッド増設などを行っている。

一方この問題は政府間での非難合戦をも引き起こしている。

AAP所属のジェイン大臣は、患者の増加はデリー市政府のせいではなく、MCDによる燻蒸消毒や検査が不十分だったことによるものであると主張している。

これに対しデリーのラビンドラ・グプタ市長は今期1420万世帯以上の家庭を検査し25万5千世帯に対し消毒を行ったため、義務は果たしていると反対している。

編集部

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