北海道遠軽町でSL「雨宮21号」の特別イベント…1人限定の機関室乗車体験も

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「雨宮21号夢サービス運行2015」の案内。1人限定で「雨宮21号」の機関室に体験乗車できるイベントも用意された。
  • 「雨宮21号夢サービス運行2015」の案内。1人限定で「雨宮21号」の機関室に体験乗車できるイベントも用意された。
  • 軌道自転車の乗車体験も行われる。
北海道遠軽町のまちおこし団体「夢里塾」は9月23日、町内の丸瀬布森林公園いこいの森で「雨宮21号夢サービス運行2015」を行う。開催時間は10時から。

いこいの森で毎年定期的に運行している、森林鉄道向けのCタンク式蒸気機関車「雨宮21号」を活用したイベント。「雨宮21号」の機関室乗車体験など7つの「夢サービス」が行われる。機関室乗車体験は「夢サービス1」として行われ、1人限定。12時00分に発車する便の機関室に乗車することができる。参加は当日の乗車券購入者の中から抽選により決定される。

このほか、「雨宮21号」の機関室を撮影できる「夢サービス2」、車掌が雨宮号の歴史などの解説を行う「夢サービス3」、乗車記念証明書や特製硬券をプレゼントする「夢サービス4」、丸瀬布のイメージキャラクター「あめまるくん」と北海道遺産看板前での記念撮影や軌道自転車に乗車する「夢サービス5」、「雨宮21号」の誕生87周年を記念した安全旗・テールマークを掲出して運行する「夢サービス6」、「雨宮21号」のPR展や写真展、模型走行を行う「夢サービス7」がそれぞれ用意されている。

森林鉄道の廃線跡の現状報告や、「雨宮21号」ポスターの無料配布、特製キーホルダーの販売なども行われる。なお、「夢サービス2~4」は10~13時の間1時間ごとに発車する便で、「夢サービス6」は13時00分発と13時30分発の便で行われる。

会場となる丸瀬布森林公園いこいの森へは、JR丸瀬布駅から遠軽町営バスでいこいの森停留所下車。所要時間は15分。

「雨宮21号」は、丸瀬布地区の武利(むりい)森林鉄道で使われていたCタンク式蒸気機関車。1928年に東京の雨宮製作所で竣工した。当初は3両が存在したが、1958年までに全車が引退。最後まで残った1両が1961年から保存されている。

1976年には北見営林署から当時の丸瀬布町へ譲渡され、現在は毎年春から秋までの土曜・休日や夏休み期間を中心に、いこいの森で2両の客車をけん引する形で運行されている。森林鉄道の蒸気機関車としては日本で唯一の動態保存車であることから、経済産業省の近代化産業遺産に認定されており、JR北海道の準鉄道記念物や北海道遺産にも指定されている。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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