日本郵船は、8月26日にインド北西部グジャラート州のピパバブ港で、初の完成車輸出を開始したと発表した。
同社運航の自動車専用船にフォード・インディアの工場で生産された完成車を積み込んだ。
ピパバブ港は、今年8月から完成車物流ターミナルとして運営が開始された。同ターミナルでは年間25万台相当の完成車を蔵置するスペースを備え、PDI(納車前点検・整備)サービスを提供する。インド西海岸エリアでは、フォード・インディアを始めとした自動車メーカー各社が輸出拡大を計画しており、将来的には、同港が完成車の輸出拠点となることが見込まれている。
日本郵船は今後も、経済成長が見込まれるインドで、完成車物流での顧客ニーズにきめ細かく対応していくとしている。