2015年8月20日に開幕した、「ガイキンド インドネシア国際オートショー(GIIAS)2015」にて、横浜ゴムはチェルシーとのコラボレーション展示を行なった。
横浜ゴムは、イングランドのサッカープレミアリーグの名門チーム「チェルシーFC」とのスポンサー契約を2015年7月からスタートさせた。その最初のモーターショーの展示が、インドネシアのショーとなったのだ。「チェルシーとのコラボレーションの展示は、今回のショーを皮切りに世界に展開する予定です」とヨコハマ・アジアの社長藤野毅氏は説明する。
チェルシーとのコラボ展示のスペースは、横浜ゴムの展示スペースの角、最も目立つ場所に設置されていた。通常の展示は、フラッグシップブランドのアドバン(ADVAN)を筆頭に、低燃費タイヤのブルーアース(BluEarth)、SUV用タイヤのジオランダー(GEOLANDAR)、商用タイヤまで幅広いラインナップを揃えた。
「現地に工場を持たない横浜ゴムとしては、インドネシアにはハイエンドのプレミアム製品をおしていきたいと考えています。そのためには、フルラインナップを揃える必要があるので、商用からハイエンドまでを揃えています」と藤野氏。
ハイエンド商品としての力を入れる製品がアドバン・デシベルだが、売れ筋は、ブルーアース(BluEarth)だという。また、雨量が多いこともあり、「インドネシアではウェット性能が気になるようですね」とも。
インドネシアにおける2015年の新車販売は足踏み状態だが、横浜ゴムは堅調で、現状では前年比プラスを維持しているという。