日本郵船、船舶エンジン燃焼室内内部を自動撮影できる装置を開発

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船舶エンジン(参考画像)
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日本郵船は、MTIと船舶エンジン燃焼室内部を自動撮影する装置「きらりNINJA」を開発した。

「きらりNINJA」は、360度パノラマカメラとLED照明を装備し、光が入らない燃焼室内部における全周方向撮影が可能。

現在、エンジンの燃焼室を点検する際、エンジンを停止し、乗組員が内部に入り、点検している。燃焼室内部は暗いため、隅々まで見えづらく、高温環境での長時間作業となるため、乗組員にとって負担が大きい。

今回開発した装置は、パノラマカメラと照明で構成されており、燃焼室のピストン上部に装置を置くだけで、ピストンの上下1往復する約10分間、燃焼室内部全周方向の自動撮影が可能となり、乗組員の作業負担を大幅に軽減する。

撮影した画像により、燃焼室内部の状態を詳細にわたり把握することが可能で、燃焼室内部の隅々までより詳細に把握できることでタイムリーなメンテナンスが可能となる。機関事故を未然に防ぐとともに、メンテナンスコスト削減にも寄与する。

《レスポンス編集部》

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