高齢男性が約50mひきずられて死亡、無免許運転の16歳少年を逮捕

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13日午前9時20分ごろ、兵庫県尼崎市内の市道を走行中の自転車に対し、後ろから進行してきたワゴン車が衝突する事故が起きた。自転車に乗っていた80歳の男性は約50mひきずられて死亡。クルマの運転者は車両を放置して逃走したが、警察は後に16歳の少年を逮捕している。

兵庫県警・尼崎南署によると、現場は尼崎市大庄北1丁目付近で車線区別のない幅員約5mの直線区間。ワゴン車は前走していた自転車に追突。自転車に乗っていた80歳の男性をひきずりながら約50mに渡って走行し、道路左側のフェンスに突っ込む状態で停止した。

男性はクルマの底部に挟み込まれた状態で発見され、近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因でまもなく死亡。クルマの運転者は車両を放置して徒歩で逃走したが、目撃情報から周辺捜索を実施。約1km先で発見した大阪府豊中市内に在住する16歳の少年を自動車運転死傷行為処罰法違反(無免許運転過失致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕。同乗していた17歳の少年からも同容疑で事情を聞いている。

聴取に対して少年は「クルマは運転しておらず、身に覚えもない」などと供述して容疑を否認しているようだ。クルマの所有者は「逮捕された少年にクルマを貸したが、少年が運転するとは聞いていない」などと供述しており、警察では貸し出しの経緯や、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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