三菱自動車は、新型『アウトランダー』を6月18日に、新型『アウトランダーPHEV』を7月9日に発売した。
新型アウトランダーは、三菱自動車の新しいフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」のもとデザインを刷新。パワー・パフォーマンスを表現するセンターのブラック部を左右から包み込むバンパーサイドの造形により、人とクルマを守る機能をダイナミックで力強い形として表現した。
また、サスペンション取付部の剛性向上やリヤショックのシリンダー大径化などにより、操縦安定性と乗り心地を向上。吸音材や遮音材、制振材やダイナミックダンパーの追加などにより、静粛性も向上、欧州車などに対抗できるモデルとした。
環境性能では、アウトランダーPHEVは、プラグインハイブリッドEV制御の最適化やエンジンのフリクション低減により、ハイブリッド燃料消費率(JC08モード)を1.6km/リットル向上させ、20.2km/リットルとしたほか、モーター効率向上により充電電力使用時走行距離(JC08モード)を0.6km向上させ、60.8kmを実現した。アウトランダーは新世代CVTを搭載し、エンジン制御とCVT制御の協調制御を最適化することで、燃料消費率(JC08モード)を2WD車で0.8km/リットル向上させ16.0km/リットルとした。
また三菱はこのアウトランダーPHEVで、ワークスとしてラリーに復帰することも発表。10月22日、ポルトガルで開幕する「バハ・ポルタレグレ500」参戦に向け、車両の開発を急ぐ。
◆今度のアウトランダーの「顔」はこう変わった
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◆インテリアには高級感を
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◆PHEVならではの走りを追求
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◆ガソリン車の走りも進化
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◆ラリー復帰
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