宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月10日、油井亀美也宇宙飛行士がスコット・ケリー宇宙飛行士、チェル・リングリン宇宙飛行士らとともにNASA(米航空宇宙局)が開発した野菜栽培装置「ベジー」で栽培されたレタスを試食したと発表した。
ベジーは、NASAが将来の火星探査など、長期にわたる有人宇宙飛行を視野に、飛行中、食料を作り出す手段の一環として研究開発している。
ベジーは2014年4月にドラゴン補給船運用3号機で国際宇宙ステーション(ISS)に輸送され、レタスが栽培されたが、ISSで育った作物が実際に食されたのは今回が初めて。残りのレタスは、解析のため、地上に持ち帰られるまで冷凍保存される。