レクサスの最上級車といえば、『LS』。同ブランドから、LSに並ぶ第2のフラッグシップモデルが登場する可能性が出てきた。
これは8月5日、『ロイター』が報じたもの。同メディアの取材に応じた米国レクサスグループのジェフ・ブラッケン副社長は、「LSに加えて、レクサスのラインナップには、新たなフラッグシップが必要。それは、セダンでなくてもいい」と話したという。
この発言の背景には、米国でのSUV人気がある。景気回復やガソリン価格の下落を背景に、米国ではSUVの販売が伸びている。
高級車の分野でも、この傾向は強い。例えば、GMのキャデラックのフルサイズSUV、『エスカレード』は2015年1‐7月、前年同期比26.7%増の1万1579台を販売。フォードモーターのリンカーンのフルサイズSUV、『ナビゲーター』は1‐7月、前年同期比54.5%増の6624台を売り上げた。
ジェフ・ブラッケン副社長は同メディアに対し、この新しいフラッグシップ車のボディタイプを明かしていない。しかし、同メディアは、米国市場の動向から、「SUV」とレポートしている。となると、現行の『LX』(トヨタ『ランドクルーザー200』のレクサス版)の上に位置するモデルとなる。
また、ジェフ・ブラッケン副社長は同メディアに対して、「2016年1月、何らかの発表を行う」と発言。デトロイトモーターショー16において、レクサスの第2のフラッグシップ車が初公開される可能性がある。