三菱航空機は、子会社の米国三菱航空機が米国ワシントン州シアトル市に「シアトル・エンジニアリング・センター」(SEC)を開設し、本格的に業務を開始したと発表した。
シアトルは、世界的な航空機産業の一大集積地で、この地に開発拠点を設けることで、航空機開発におけるエキスパートの知見を最大限に活用し、「MRJ」(三菱リージョナルジェット)の開発を加速する。
SECでは、AeroTECの協力を受けてMRJの適合性証明活動を加速し、2016年第2四半期から実施予定の同ワシントン州モーゼスレイク市にあるグラント・カウンティ国際空港を拠点とした飛行試験の支援に当たる。
同センターは、地元を中心に約100人のエンジニアを採用し、日本から派遣する約50人のエンジニアと合わせ、約150人のメンバーで運営する。