ソーシャルメディア・リサーチ会社のポリツイートの調査によると、先ごろナジブ・ラザク首相が実施したムヒディン・ヤシン副首相の更迭を含む内閣改造について、関連する「ツイッター」書き込みの約9割が批判的であることがわかった。8月3日付のマレー・メイルが報じた。
調査した440人の「ツイッター」ユーザーのうち、38.84%に当たる195人がムヒディン氏の副首相解任について概して反対意見を示し、36.65%に当たる184人がナジブ首相を批判した。批判書き込みの多くがナジブ首相の退陣を求めており、ナジブ首相を個人的に侮辱する書き込みも少なからずあった。
批判的書き込みには「なぜ(辞めるのが)ムヒディンであって、ナジブではないのか?」「我々は新首相を求めている。新副首相ではない」といったものがあった。
さらに12.15%に当たる61人はより強い批判トーンで、ムヒディン氏が自身で反ナジブキャンペーンの先頭に立つことや与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)離党&新党結成を期待する旨を書き込んでいた。
一方、ムヒディン氏の更迭を支持するとの書き込みはわずか3.98%の20人にとどまり、残り8.37%に当たる42人は中立だった。
UMNO最高評議会メンバーのアブドル・アジズ・カプラウィ副運輸相は、全国の196の支部長のうち154人が内閣改造を支持していると述べ、党内の大多数から支持を集めていると強調していた。