日産 関専務「余裕ないが130万台目指したい」…中国販売

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日産自動車の関潤専務執行役員(東風日産総裁)は7月29日に横浜市の本社で開いた決算発表会見で、2015年暦年の中国での販売計画である130万台(前年比6%増)について、「ギリギリで余裕はないが達成を目指したい」と述べた。

中国の新車市場は6月まで3か月連続で前年実積割れが続いている。こうした足元の状況について関専務は「7月はもっと悪くなっており、株価下落の影響も出ている」と指摘した。一方で「政府が(景気てこ入れへの)介入を宣言しており、低迷はそう長く続かないのではないか」との見方も示した。

日産の1-6月の実積は約59万台で前年を5%ほど上回っているが、計画への進捗はやや遅れ気味だ。関専務は「8月以降は新モデルも投入するので、下期は大幅な増販を図っていく」と、攻勢の構えで臨むと強調した。

《池原照雄》

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