【メルセデス CLAシューティングブレーク 発表】国産SUVユーザーの乗り換えも想定

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メルセデスAMG CLA45 4MATICシューティングブレークオレンジアートエディション
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メルセデスベンツ『CLAシューティングブレーク』の特徴をひとことでいうと、流麗なスタイリングと、後席の居住性とラゲッジスペースを確保していることだという。

この特徴を実現するために、『CLA』をベースに、「ルーフラインをリアエンドまできれいに曲線を描くように伸ばすことによって、スタイリッシュなフォルムを維持しながらも、ステーションワゴン並みの十分な室内空間が与えられている」とは、メルセデス・ベンツ日本商品企画・マーケティング部マネージャーの嶋田智美さんの弁。

その室内空間は、後席のヘッドクリアランスをCLAと比較し、プラス42mm拡大。ラゲッジルームについても通常時495リットルと、「Dセグメントステーションワゴンと比較をしてもトップレベルの数値だ」(嶋田さん)。更に後席のバックレストを倒せば1354リットルまで拡大できる。テールゲートもワンタッチで自動開閉が出来、後席バックレストの分割可倒も2:1の比率で倒せることから、嶋田さんは、「乗員数、荷物の形、大きさに合わせた使い分けが可能なモデルになっている」と利便性も優れていることを強調する。

更に、全幅が1780mmであり、最小回転半径が5.1mと、「Dセグメントのステーションワゴンと比較しても最も小さく、道幅の狭い日本の道路でも取り回しに優れ、駐車にも困らないサイズである」と、日本での使用環境に有利であることを説明。

CLAシューティングブレークの想定ユーザーは大きく3つで、ひとつはDセグメントステーションワゴンユーザーと、その検討者だ。「十分なラゲッジルームの大きさと取り回しの良さが気に入ってもらえるだろう」と嶋田さんはいう。

もうひとつは、国産SUVユーザーだ。「現在国産のSUVに乗っており、SUVのデザインは飽きてしまった。あるいは、デザイン重視だが荷室が必要というような方を考えている」。最後は、『Cクラスステーションワゴン』に現在乗っているユーザーだ。「実は先代のCクラスステーションワゴン(S204型)のサイズとCLAシューティングブレークの3サイズが同等であり、現行Cクラスステーションワゴン(S205型)のサイズが少し大きくなり、全幅が1.8mを超えたことから、駐車場の事情や取り回しを気にする方にお勧めなのだ」とした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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