テイン中国工場の品質管理を支える検査機の数々

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テイン 天御減振器制造(江蘇)有限公司で行われた取材会
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テインは、中国江蘇省宿遷市にある、同社初の海外工場「天御減振器制造(江蘇)有限公司」の設備を紹介するメディアツアーを行なった。

「全数検査すると機械代、人件費などかかるのですが、のちのリスクを回避できると思えば行うべきだと考えています」と話す、中国工場の代表者である小林昭雄総経理が設備紹介を担当。組み立て後の商品を確認する基準は、日本工場よりも厳しく設定しているという。

品質を管理するためには各種検査機を導入している。「ピストンロッド傷検査機」と「ベースバルブ傷検査機」によって、それぞれの表面の傷を画像処理で検査し、同社の品質基準に基づき有害な傷を自動で判別する。これにより日本工場では一部で行なわれているような、従来の目視検査を廃止することが可能となった。肉眼では確認できないような微細な傷も判別可能。テインの独自設計としている。

また、「測定投影機」によって加工品、現場では「ニードル」と呼ばれる針ような部分を検査する。下から光を当てることで拡大投影し、その輪郭や形状を測定し、計測する。小林総経理によると、およそ10倍まで拡大が可能だという。その他、自由長、弾性変形も測定できる「スプリング測定器」や、ダイヤモンドの針を当て、窪みの縦横の長さで硬さを計測する「マイクロビッカース硬さ試験機」が存在する。

これらの機器により、不良品の少ない敏速な全数検査を進めることが可能となっている。

《大日方航》

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