日産自動車の米国法人、北米日産は7月1日、6月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は12万4228台。前年同月比は13.3%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。
日産ブランドは11万4243台で、前年同月比は13%増と、2か月ぶりに増加。乗用車系では、主力車種の『アルティマ』(日本名:新型『ティアナ』)が、2万9418台。前年同月比は12.7%増と、5か月ぶりのプラスとなった。『セントラ』は1万7200台を販売。前年同月比は0.6%増と、2か月ぶりに増加した。『ヴァーサ』は1万0190台にとどまり、前年同月比は12.3%減と、4か月連続で落ち込む。6月に新型を投入した『マキシマ』は、14.4%増の4037台。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、2013年12月にモデルチェンジした小型SUVの『ローグ』(新型『エクストレイル』の兄弟車)が、6月の新記録の2万3243台を販売。前年同月比は54.3%増と、11か月連続で増加した。小型ピックアップトラックの『フロンティア』は、22.5%減の4437台と減少傾向。新型を投入した『ムラーノ』は、73.8%増の5314台と、大幅増を保つ。
インフィニティブランドは、前年同月比16.5%増の9985台と、5か月連続で増加。主力の『Q50』(日本名:新型日産『スカイライン』)は、3430台を売り上げ、前年同月比は43.2%増と、6か月連続のプラス。SUVの『QX60』は、前年同月比39.2%増の3003台と、3か月連続で増加した。
日産自動車の2014年米国新車販売は、138万6895台。前年比は11.1%増と、2桁の伸び率を達成した。2015年上半期(1‐6月)は、前年同期比4.5%増の73万6483台を販売している。