ホンダは、持続可能性に関する考え方や、非財務領域の重点課題に基づく活動や取り組みをまとめた「ホンダ サステナビリティレポート 2015」を発行した。
サステナビリティレポートは、ホンダとして初めての発行。これまでのCSRレポートと環境年次レポート(グローバル編)で報告してきた内容を統合し、すべてのステークホルダーに向けたレポートとなっている。
八郷隆弘新社長は、サステナビリティレポートのトップメッセージの中で、「Hondaは、サステナブルな社会の実現をめざす企業として『環境』『安全』『品質』『社会』を重要なテーマと捉え、ホンダらしく創造し、挑戦し、新たな価値を提供し続けます」と発信している。
レポートでは、「環境」について、グローバルでの環境パフォーマンスデータや2014年度~2016年度の取り組み計画とその実績を、製品および企業活動について報告。「安全」については、安全運転教育や安全技術、テレマティクスを通じた安全情報の提供などについて、その取り組み内容を報告している。
「品質」については、開発、調達、生産部門などが一体となった、確実な品質の作りこみや、グローバルでの市場品質改善体制、品質管理教育などの取り組みを報告。「社会」については、人材、社会活動、サプライチェーンにおける企業活動を報告。人材の中では、グローバル人材の育成やダイバーシティ推進についても掲載している。