スーパーバイク世界選手権(SBK)第8戦 イタリア大会が、6月19日から21日までの3日間、ミサノ・サーキットで開催され、ジョナサン・レイ(カワサキ)はレース1で2位、レース2では優勝を飾った。第1レースは、今季3度目のポールポジションを獲得したトム・サイクス(カワサキ)がホールショットを奪うと、そのままレースの主導権を握った。前半は、地元のダビデ・ジュリアーノ(ドウカティ)がサイクスを追撃したが、中盤には予選4番手から決勝に挑んだレイが徐々にペースアップし、2位争い集団の中から抜け出すことに成功。レースは序盤のリードを守り通したサイクスが、2戦ぶり今季3勝目を達成。サイクスとの差を3秒まで縮めたレイが2位でフィニッシュした。第2レースも、好スタートを切ったサイクスとレイ、ジュリアーノがトップグループを形成。7周目にはジュリアーノがトップに浮上し、カワサキの2人が追うという展開になった。そして、レース後半の16周目にレイがジュリアーノをパスして首位に立つと、一気にラストスパートをかけ真っ先にチェッカーを受けた。レイは、シーズン11勝目を達成。ポイントランキング争いでは、2位 サイクスとの差を133ポイントに広げた。■レース11位:トム・サイクス(カワサキ)2位:ジョナサン・レイ(カワサキ)3位:チャズ・デイビス(ドゥカティ)4位:ダビデ・ジュリアーノ(ドウカティ)5位:レオン・ハスラム(アプリリア)6位:マックス・ビアッジ(アプリリア)■レース21位:ジョナサン・レイ(カワサキ)2位:ダビデ・ジュリアーノ(ドウカティ)3位:レオン・ハスラム(アプリリア)4位:チャズ・デイビス(ドゥカティ)5位:トム・サイクス(カワサキ)6位:マックス・ビアッジ(アプリリア)■ポイントスタンディング1位:ジョナサン・レイ(カワサキ)375P2位:トム・サイクス(カワサキ)242P3位:レオン・ハスラム(アプリリア)226P4位:チャズ・デイビス(ドゥカティ)213P5位:ジョルディ・トーレス(アプリリア)140P6位:シルバン・ギュントーリ(ホンダ)127P