インドでは、エルニーニョ現象によって降雨量が減少するという気象予報がある中、モンスーンによる降雨量が増加し、米や綿花、大豆といったインドの作物収穫量と農家の収益が増加している。
6月1日からの激しい雨の量は、インドのほぼ80%の地域で平年並みまたはそれ以上となっており、米、綿花、とうもろこし、大豆の作付けが南、西、中央インド地域で始まっている。
エルニーニョ現象の年に期待以上のモンスーン期の開始を迎えられたことは、食糧費が消費全体の約半分を占めるインドにおいて、干ばつが引き起こすインフレへの懸念を緩和させることになる。
農家らは1年の降雨量のうち70%以上を占めるモンスーン期の雨で作物を育て、水力発電と飲料水の資源としている。特に6月から9月にかけての雨は国内の降雨量の半分に値する。
7月以降の降雨量が今後の作物収穫量を左右する鍵になると、ライブミントは伝えている。