日本通運、中国自動車メーカーの奇瑞汽車グループの物流企業と提携

自動車 ビジネス 企業動向

日本通運は、中国子会社の日通国際物流(中国)が日本通運・東アジアブロック地域総括傘下の中国国内法人を代表する形で、中国の大手自動車メーカー・奇瑞控股など、中国系企業が出資する中世国際物流と、戦略的提携を締結した。

両社は、中国国内の自動車物流市場を共同開発し、特に外資系メーカー以外の物流案件についても積極的に取り組んでいく。

中世国際物流は、安徽省蕪湖市に本社を置き、中国国内に17拠点を展開、奇瑞汽車グループのほか複数の自動車メーカーの部品保管・配送業務や完成車輸送などを行っている。

奇瑞控股は、中国国内4カ所に生産拠点を持ち、主に小型車やスポーツタイプのSUVを生産している。2014年の販売台数実績は約50万台で中国9位。輸出台数は10万台で、12年連続で首位。また、ジャガーランドローバーとの合弁事業など、外資との提携を通じてブランドイメージの向上を進めている。

日本通運は、今回の戦略的提携により、華南日通国際物流を中心に、中国で培ってきた自動車部品調達物流のノウハウを最大限に活用し、自動車関連物流のサービスを拡充していく構え。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集