ホンダの高級車ブランド、アキュラの最上級SUVの『MDX』。同車が米国市場において、リコール(回収・無償修理)を行う。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。ホンダの米国法人、アメリカンホンダから、アキュラMDXのリコールの届け出を受けた、と発表した。
今回のリコールは、CMBS(追突軽減ブレーキ)の不具合が原因。CMBSは、追突の恐れがあると車両が判断した場合、警報をドライバーに発し、追突を避ける操作を促す。さらに、追突が回避できないと判断した場合、自動でブレーキをかけ、追突被害を軽減する安全装備。
NHTSAによると、アキュラのMDXのCMBSには、ガードレールやフェンスなどの金属製構造物の近くを走行した際、誤作動を起こす可能性があるという。
もともと、このリコールは5月、日本国内向けの『アコードハイブリッド』と『アコード プラグインハイブリッド』で発表されていた。米国では、アキュラ『RLX』に続いて、今回MDXにも拡大している。