BMW 7シリーズ 新型、欧州で発表…最大130kgの軽量化

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ドイツの高級車メーカー、BMWは6月10日、新型『7シリーズ』を欧州で発表した。

7シリーズは、BMWのフラッグシップサルーン。メルセデスベンツ『Sクラス』や、アウディ『A8』などと競合してきた。今回、欧州で発表された新型は、6世代目となる。

新型7シリーズの大きな特徴が、カーボンファイバーなどの素材を積極採用することによる軽量化。大幅な軽量化を実現した大きな要因が、電動化技術に特化した新ブランド、「i」の技術を応用したカーボン構造。これに、CFRP(カーボンファイバー強化樹脂)を組み合わせることで、先代比で最大130kgの大幅な軽量化を果たした。

数多くの先進装備が導入されているのも、新型7シリーズの特徴。中でも、「リモート・コントロール・パーキング」をオプションで用意。車を自宅ガレージなどに止める際、ドライバーは車から降りる。そして、キーを操作すれば、無人状態の車両が、極めて低速だが、自動でガレージ内に駐車してくれる。この逆に、ガレージから、遠隔操作で車両を引き出すことも可能。BMWは、「量産車としては世界初」と説明している。

また、新型7シリーズの「iDrive」には、「ジェスチャー・コントロール」を採用。これは、新型7シリーズが、BMW初となる装備。ダッシュボード中央のモニターに触れることなく、指の動きによって操作する。

ジェスチャーで操作できるのは、オーディオの音量コントロールや、携帯電話の着信の許可および着信拒否など。オプションで、さらに多くの操作が、ジェスチャーで可能になる。新型7シリーズでは、iDriveの操作を歴代モデルで初めて、タッチパネルで行えるようにした。

《森脇稔》

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