OKIは、空中音響技術を利用した「ドローン探知システム」を開発し、6月1日より販売を開始する。
近年、ドローンの普及が広がる一方で、重要施設、大規模集客施設の安全やプライバシー侵害など、ドローンの事故や悪用の脅威に対する社会的懸念が増加。ドローンの探知に関する関心が急速に高まっている。
OKIは、ドローンが飛行音を隠匿できない点に着目。ドローンの飛行音を複数のマイクロフォンで収集して音源位置分析を行い、飛来方位・仰角、および距離の通知が可能な「ドローン探知システム」を開発した。
ドローン探知システムは、音響センサー部と操作表示部で構成。探知範囲は音響センサーの設置数と配置場所により拡大できるほか、ネットワークを使った遠隔監視にも対応する。
同システムは、空中音響技術を利用しているため、夜間に飛来するドローンの早期発見も可能だ。また、オプションのカメラを組み込むことで映像による確認や録画もでき、侵入履歴の記録を残すなど、監視用途を広げた運用もできる。さらに、要望に応じてドローンの機種識別も可能だという。
価格は300万円より。